夢話
夢の夢の中でみた夢の話
そこは私の昔住んでた場所にある馴染みある風景でした。
正に子供のころに遊んでいた家の近くで。
どちらかというと風景にある光は
綺麗っていうか
なんだか明る過ぎて、白みがかかっていました
天国に近いような、なにか神秘的な空気というか…
夢の私は何故か裸足でしたが、そこで遊んでいました。子供の頃と同じように。
走ったり 雑草眺めてたり
猫はいないかと散策したり
ぼちぼち道ゆく人も居ました。
が、何故かおじさんとか、サラリーマンみたいな人しかいません
そして家近くに来たときに
六人くらいの鉢巻きを巻いた熱血風な感じの、若い人からおじさんくらいまでのサラリーマン
と
明らかにこのリアルな風景に似合わない、
女神様が
何者かと手を取り合って走っていました。
手を取り合っていたのは、今にも息切れして倒れそうなおじいさんでした。
六人の鉢巻きリーマンも、女神様も、
『頑張って!!』
って声をかけながらなんだか必死でした。
その光景を目の当たりした私はなんかすげー頑張ってる!応援しなきゃって思って
『頑張ってくださーい!!』
って心の底から応援しました。
そして家に入るため、エレベーター待ちしていたら隣におじさんが居たので、私はさっきの話をしました。
そしたら
「そのじいさん、間に合うのか?」
って言いました。
「え」
って不思議がってたら
「そのじいさん、時間までに間に合わなかったら現実で死んじまうんだぞ」
「え、うそ、なんで」
「知らなかったのか。そうだな…今ならまだ間に合うんじゃないのか」
私はおじさんの言葉の意味をすぐに理解して、走りました。
六人鉢巻きリーマンと
女神様と
老人は まだ居ました
「私にも手伝わせて下さい!!!」
口に出てました。必死でした。そしたら女神様は
『本当に?じゃあ、私の手を掴んで共に走って下さい。絶対に、私の手を離してはいけませんよ』
と言って下さったので、あぁこれはやっぱりただのランニングじゃないってすぐにわかりました。
私は、汗だくで疲れきった顔色が悪くなってしまった老人の片腕を自分の首に回し、腰を支え、女神様の手をがっしり掴み一緒に走りました。
白くて綺麗な手でした。
その道の場所の先は知っていました。横断歩道です。
だけど今回はただの横断歩道ではなかったようです。
「あのランプが赤になってしまう前に、向こうへ渡りきらなければならないのです。」
女神様が教えて下さいました。
若い私が加わった事により、スピードが上がりすぐに横断歩道へ差し掛かる事が出来ました。
ですが渡り始めた瞬間。
夢恒例の
"早く走れねえええ現象"が発動しました。このやろう。
悪戯にも信号機は点滅を始めました。
スローモーションになる足をなんとか私は超踏ん張って前を進んでいき
赤になったと同時に、
渡りきりました。
渡りきってみせました。
六人の鉢巻きリーマンは大歓喜の声を上げ、女神様と間に合った事に驚いた老人は
「ありがとう」
と私にお礼を言ってくれました。すごく嬉しかった。
そこで夢の中の私は目が覚めたようで、その夢の話を母に話してる途中で
本当の私が目を覚まし、
今こうしてこの夢話を書いています。
思うと、見慣れた筈の景色が白みがかって、神秘的な空気になっていたり
あの応援しか出来なかったしがない六人リーマンと老人と
そして女神さま。
横断歩道を通じて別れていた生死の境目…
あの老人のために今回だけ女神様が横断歩道をそういう風に使ったのか、
もしくは、裸足の私が居たあの空間そのものが
もしかしたら…そうだったのかも知れません。
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Comments
ううっ、もし殺される関係の夢で早く走れたら…その日はgkbrしながら過ごしてしまいそうです\(^O^)/←
もし速く走れたらそれは正夢になるらしいですよ〜
多分誰かに追いかけられる夢とか殺される夢は大体足が遅いような・・・
しかしあの現象をいざ言葉で現してみたら"早く走れねえええ現象"になってしまいまして…)^o^(←
しかし何故夢になるとあんなにもスピードが落ちるのでしょうね…!
そして三途の川の暗喩…私もなんやかんやそうだとおもいます…ッgkbr
たしかに夢の中だとなぜか速く走れないんですよね・・・とてもスローモーションがかっているというか。
横断歩道が所謂「三途の川」の暗喩だったのかなー、と思いました。